足の裏の角質を簡単に取る方法

角質を知る

 

 

 

人の皮膚というものは三層から構成されています。その三層とはすなわち、表皮、真皮、そして皮下組織です。この内の表皮の中では常にターンオーバーが行なわれています。

 

 

ターンオーバーとは表皮が新しく生まれ変わることであり、古くなった表示は不要なものとなります。したがって、表皮の中では古くなった表皮を上へ押し上げていき、表皮間を接着しているデスモソームという物質を分解することで、古くなった表皮を体から剥がそうとしています。

 

 

こうして古くなった表皮は垢となって剥がれ落ちていくわけですが、ひとつの表皮が垢となって剥がれ落ちるまでには約28日間かかります。角質とは、この古くなって剥がれ落ちる表皮のことをいうわけです。

 

 

角質は、ケラチンというタンパク質から構成されており、通常は皮膚にとって大事な役割を担っています。

 

 

例えば、皮膚の壁となって外部の刺激から真皮を保護したり、体内から水分が外に出てしまうことを防いだりしているわけです。

 

 

しかしながら、長時間に及ぶ立ち仕事や、激しい運動、足に合わない靴での歩行などによって、足の皮膚に摩擦や圧迫などの負担が強くかかったり、それが長期間にわたったりすると、足裏の皮膚はその刺激から真皮を保護するために、古い角質細胞を留まらせるようになります。

 

 

つまり、角質が溜まるという現象は、外部からの強い刺激から皮膚を守るために行なわれる防御反応というわけです。